【ソウル聯合ニュース】大学医学部の定員を大幅に増やすとした韓国政府の方針に反発し、開業医を中心とする大韓医師協会(医協)が18日に一斉休診を行ったが、大きな混乱は生じなかった。政府は休診に参加した医療機関は全体の14.9%で、2020年に起きた医師の一斉ストライキの半分程度だったと発表した。

 大学病院の教授らも休診に参加する意思を示していたが、大規模な休診はなかった。

 ソウル大医学部とソウル大病院の教授らが17日から無期限の休診に入ったのに続き、「ビッグ5」と呼ばれるソウルの大型病院にも無期限休診の動きが広がっているほか、医協も27日からの無期限休診を予告しており、医療界と政府の対立が深まっている。

 保健福祉部によると、この日の医協の一斉休診に参加した医療機関は5379カ所で、診療を行っているかどうかを確認した3万6059カ所のうち14.9%だった。2020年に大韓医師協会が主導した一斉休診の初日(8月14日)の参加率32.6%の半分にも至らなかった。関係者によると、一斉休診がなくても平日休診率は5~6%程度になるという。

 ただ、医協は独自の調査の結果、休診率は50%前後だったと発表した。

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