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共に民主・李在明代表「メディアは検察の愛玩犬」妄言…韓国言論3団体が謝罪求める
韓国の進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表がメディアを「検察の愛玩犬」と呼んだことを巡り、韓国記者協会・全国言論労働組合・放送記者連合会の言論3団体は17日に共同声明を発表し「言論人に対する過度な妄言を謝罪せよ」と要求した。
3団体は「野党の代表と国会議員が言論人に対する過度な侮蔑発言で報道機関をあしざまに非難して嘲弄(ちょうろう)し、言論の自由を抑圧しようとする試みに懸念が高まっている」とし「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の言論弾圧を批判し、言論の自由を誰よりも支持すると強調してきた共に民主党から現れた、低級な言論観かつ暴言であって、いっそう失望感を隠せない」と述べた。
李代表は6月14日、自身の裁判に出廷する際、メディアに向けて「まるで検察の愛玩犬のように、与える情報を受け取って一生懸命歪曲(わいきょく)操作しているではないか」と発言した。同党の梁文錫(ヤン・ムンソク)議員は、ユーチューブの個人チャンネルに「記レギ(記者+スレギ〈韓国語でごみという意味〉)と言いましょうか。なぜあんなに格調高く『愛玩犬』と言ったことで非難されるのか分からない」という文章を載せた。
言論3団体は「第1野党の代表と国会議員が公々然と言論を敵対視する状況にあぜん失色するほかなく、党代表と議員の発言を言論人に対する名誉毀損(きそん)と、言論の自由を正面から否定する妄言と規定し、厳重に謝罪を要請する」とした。
申東昕(シン・ドンフン)記者