◇ソウル大病院教授らが休診開始 「医学部の増員規模縮小すれば撤回」

 大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発するソウル大医学部とソウル大病院の教授らが17日から無期限の休診に入った。教授らでつくる非常対策委員会はこの日に集会を開き、「すでに医療崩壊が始まったが、政府は耳をふさぎ、聞く耳を持たない」と批判した。そのうえで、職場を離脱している研修医に対する行政処分の取り消しや現場の意見反映が可能な医療界と政府による協議体設置、2025年度の医学部定員増員計画の縮小などを求め、「政府が措置を取れば休診を撤回し、対話に乗り出す」との方針を明らかにした。

◇SK会長が離婚訴訟で上告表明 巨額の財産分与命令に誤り

 大手財閥、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長(63)が離婚訴訟で財産分与として妻に約1兆3800億ウォン(約1570億円)を支払うよう命じられたことについて、崔氏は17日に記者会見を開き、「(判決で)客観的かつ明白な誤りがあった」として、「司法の判断は尊重されるべきだが、上告を決めた」と述べた。ソウル高裁は先月末、崔氏に対し、妻の盧素英(ノ・ソヨン)氏(63)に財産分与として1兆3808億ウォン、慰謝料20億ウォンを支払うよう命じる判決を言い渡した。財産分与としては韓国で過去最高額となる。

◇ロシアと北朝鮮 プーチン氏訪朝を機に軍事協力締結の可能性

 ロシアのプーチン大統領の北朝鮮訪問を機に両国が「有事の際の自動軍事介入」に近い水準の軍事協力を締結する可能性があることが17日、分かった。18日ごろと予想されているプーチン氏の訪朝を前に、韓国の情報当局と安全保障当局がこうした動向を把握したという。情報当局の関係者は、ロ朝間の協力が1961年に旧ソ連と北朝鮮の間で結ばれた友好協力相互援助条約に近い形式になる可能性もあると述べた。

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