事件・事故
川に投げ捨てられたシェアサイクル、四日間で24台…同一人物の犯行か /ソウル
ソウル市城北区一帯で、男が9日から12日にかけて3回にわたりソウル市のシェアサイクル「タルンイ」24台を橋の下の川や遊歩道に投げ捨てて壊すという事件が発生した。警察とソウル市では3回とも同一人物の犯行である可能性が高いとみて、この男を追跡している。
ソウル城北警察署は「ソウル市城北区の普門2橋や城北3橋などでシェアサイクルを破損した男を器物損壊容疑で追跡中だ」と13日に明らかにした。普門2橋の監視カメラには12日午前4時ごろ、シェアサイクルのレンタル所に黒い半袖シャツとズボン姿の男が写っていた。
この男は駐輪してあるシェアサイクル1台を持ち上げ、橋の下に投げ捨てた。現場を通りかかった数台の車が止まり、ドライバーがこの様子を見ていたが、男は気にせずにレンタル所にあったシェアサイクル9台を全て橋の下の城北川と遊歩道に投げ捨てた。男はシェアサイクルに指紋を残さないように手袋をはめていた。
男は普門2橋で犯行に及んだ後、約600メートル離れた城北3橋のレンタル所のシェアサイクル8台も川に投げ捨てた。これより前の9日午後1時ごろにも同じ場所でシェアサイクル7台を城北川に投げ捨てたことが確認された。
このように川に投げ捨てられたシェアサイクルの一部は、本体を連結するフレームと前輪が完全にバラバラになった状態で発見された。ソウル施設公団の関係者は「シェアサイクルを回収し、ハンドルに取り付けられているQRコード認識端末機が浸水していないかどうかなどを確認している」と語った。シェアサイクル1台当たりの価格は約63万ウォン(約7万2000円)で、端末機の価格は約20万ウォンだ。ソウル市では「犯人が摘発されたら民事上の損害賠償請求もする」と話している。
キム・ビョングォン記者、キム・ヨンウ記者