【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は13日の記者会見で、日本政府が目指す「佐渡島の金山」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録について、「両国間で真摯(しんし)かつ誠実な協議が行われている」と述べた。

 また、「(佐渡島の金山の)全体の歴史が反映されなければならないという立場に変わりはない」としたが、具体的な協議の内容については言及しなかった。

 ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は佐渡島の金山について、補足説明を求める「情報照会」を勧告し、戦時中を含む全体の歴史を説明する施設を整えることなどを求めた。登録の可否は7月末に開かれる世界遺産委員会で決まる。

 韓国外交部の当局者は登録に賛成するかどうかは日本の措置にかかっているとして、韓国の立場が反映される場合はコンセンサス(議場の総意)形成を止めないものの、そうでない場合は登録に反対する方針を明らかにしている。

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