▲イラスト=UTOIMAGE

 「家族旅行をしていたら、子犬を捨てる場面に出くわした」という投稿がネット上で話題になっている。

 今月10日、韓国のインターネット・コミュニティーサイトに「子犬を捨てる場面を目撃しました」と題する投稿が寄せられた。

 投稿者は「今月7日、家族旅行で江華島を訪れ、リュージュに乗るために移動していたら、道路に車が1台止まっていました。その車は後部座席のドアが開けっぱなしで、ハザードランプを付けた状態で停車していました」と当時の状況を説明した。

 さらに「おかしいなと思ったのですが(私の車が近づいたら)後部ドアが閉まってそのまま走り出しました。ところが、その横には小さな犬が1匹いたのです」「子犬はきれいにトリミングされており、どう見ても捨て犬ではなさそうでした」とつづった。

 その上で「その瞬間どうしていいのか分からず、子犬を置き去りにしたままその車の後を追い、ブラックボックスに映像を全て残しました」「どこに通報するべきなのかアドバイスをお願いします」と書き込んだ。

 「捨て犬だと断定することはできないのでは?」という一部コメントに対し、投稿者は「私の車が近づいたとたんに慌ててドアを閉めて即座に発車したので、何か妙な気がします」「ひとまず通報しておいたので、どうなるか様子を見ようと思います」と返答した。

 この投稿には「子犬の里親になったばかりの時はかわいらしかったのに、年老いて病気になるとそんなふうに捨てる人たち…絶対に因果応報という結果になってほしい」「そんなことをするなら、どうして飼うのか」「早く通報して」などのコメントが寄せられた。

 動物の遺棄問題は絶えず発生している。先月20日には忠清南道泰安の海水浴場のごみ置き場で、子犬6匹がごみと一緒にビニール袋に入れられているのが見つかり、物議を醸した。この子犬たちは生まれたばかりで、まだへその緒が付いた状態だった。幸い通行人に発見されて救助されたが、4匹は死んだ。今月9日には京畿道城南市の公営駐車場で、捨て犬がガードレールに縛られているのが見つかった。

 韓国の動物保護法よると、ペットを遺棄した場合、300万ウォン(約34万2800円)以下の罰金など刑事処罰を受ける可能性がある。猛犬を捨てた場合には2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金刑に処せられる。

チョン・アイム記者

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