▲イラスト=UTOIMAGE

【NEWSIS】陸上の欧州選手権女子競歩でスペインの選手がゴール直前で勝利を確信するパフォーマンスを行い、銅メダルを逃してしまった。英ガーディアンなどが7日(現地時間)に報じた。それによるとイタリアのローマで開催された2024欧州陸上選手権女子競歩20キロ決勝で、スペインのラウラ・ガルシア=カロ(29)選手がゴールの約10メートル手前で勝利のパフォーマンスを行った。

 3位がほぼ確定とみられたガルシア選手はスペインの国旗を首に巻いて手を力強く上げた。ところがゴールの約5メートル手前でウクライナのリュドミラ・オリアノフスカ選手(31)に抜かれてしまった。

 ガルシア選手は自分のすぐ右を通過するオリアノフスカ選手を見てすぐスピードを上げたが、最終的に逆転を許し4位となった。ガルシア選手は油断して銅メダルを逃してしまった。

 ガルシア選手はスペイン・メディアとのインタビューで「本当に失望した。銅メダルを確信したが、結果は違ったものになった。メンタルの回復が必要だ」とコメントした。

 劇的な銅メダルを獲得したオリアノフスカ選手は「ウクライナは今も戦争中だ。非常に困難な条件で練習を続けた。準備も大変だったが、メダルを獲得できてうれしい」「私がレースの最後まで諦めなかった理由は祖国のことを考えたからだ」と述べた。

 この競技の1位はイタリアのアントネラ・パルミザノ選手、2位も同じくイタリアのバレンチナ・トラプレッティ選手だった。

ファン・ジンヒョン記者

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