【TV朝鮮】(アンカー)

 教権失墜問題が指摘されて久しいですが、その一端を示す衝撃的な出来事がまた起こりました。小学3年生の男子児童が教頭の頬をたたき、ののしるという出来事です。学校に来た男子児童の母親は平謝りしたのでしょうか? パク・コヌ記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 ある男子児童が学校の廊下で傘を手に教室のドアをたたいています。

 教頭が出てきて止めましたが、男子児童は逆に教頭の頬をたたきました。

 (男子児童)

 「見逃してやると思ったのかよ。ああ、ビンタしたよ。刑務所でも行けよ」

 (教頭)

 「何てことするんだ」

 その後も数回、教頭をののしり、腕をかんで顔にツバを吐きました。カバンも振り回しています。

 (男子児童)

 「こんな学校やめてやるよ。お前に何ができるってんだよ」

 男子児童は無断早退を止められて暴力に及んだとのことです。

 (被害を受けた教頭)

 「ここまでして教職生活を続けなければならないのかと…同僚たちが見ている前でもまたあのようなことになるから…」

 先生たちは止めること以外に何もできず、男子児童は結局無断で早退しました。

 ところが、この男子児童の母親は「うちの子を強制的に下校させた」と言って学校にやってきて抗議しました。

 (被害を受けた教頭)

 「廊下で担任の先生を呼び止め、会ったとたん腕をたたいてののしったと…」

 他の保護者たちは「この男子児童は3回の強制転校を経てこの学校に来ても問題を起こしている」として、対策作りを要求しています。

 (同じクラスの保護者)

 「先生方の教権も保護してくれないのに、子どもたちが受けた被害に対してどのように補償をするつもりなんでしょうか」

 全北自治道教育庁はこの男子児童の両親を教育的放任による児童虐待の疑いで警察に告発しました。TV朝鮮のパク・コヌがお伝えしました。

(2024年6月6日 TV朝鮮「ニュース9」より)

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