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韓国南東部の石油埋蔵分析 米企業代表が訪韓=7日に会見
【仁川聯合ニュース】韓国南東部の深海に埋蔵される石油・天然ガスの分析を担当した米企業「Act―Geo(アクトジオ)」のビトール・アブレウ代表は5日、仁川国際空港で記者団に対し、「今回のプロジェクトは大変重要なため、韓国国民に明確な答えを与えるため韓国を訪れた」と述べた。
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日に記者会見を開き、南東部・慶尚北道浦項市の迎日湾沖に最大140億バレルに達する石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いと発表した。140億バレルのうち4分の3がガス、4分の1が石油と推定され、韓国全体が最大29年使用できるガスと4年以上使える石油の量だと説明した。
アブレウ氏はこのガス田の経済性が高いとみているかという質問に「そうだ」と答えながらも、「秘密保持契約のため詳細は言えない」と述べた。
韓国政府は7日、政府世宗庁舎でアブレウ氏による記者会見を開き、ガス田開発に関する質問を受けると明らかにした。
一方、アブレウ氏は韓国訪問前にSNS(交流サイト)を通じて行った聯合ニュースとのインタビューで、アクトジオの公式ホームページに接続できず、本社の住所が米テキサス州の住宅になっているなど、信頼性や専門性が疑われるとの指摘について、「(アクトジオは)この分野で世界最高の会社の一つ」と反論。石油メジャーの米エクソンモービルや仏トタルエナジーズなどが顧客だと主張しながら、「全世界の深海探査に特化したニッチ企業」であり、「伝統的なコンサルティング会社と比べると規模は小さい」と述べた。また、自身はエクソンモービルの役員を務め、2015年からコンサルタントとして活動し、世界の深海プロジェクトに参加してきたと紹介した。