▲イラスト=UTOIMAGE

 靖国神社(東京都千代田区)に赤いスプレーで書かれたとみられる落書きが発見され、現地警察が捜査に着手した。こうした中、容疑者と推定される男が、靖国神社の石柱に小便をするしぐさをして、スプレーで落書きをする様子が撮影された動画が公開された。産経新聞などが2日に報道した。

 報道によると、現地警察は1日午前、「靖国神社」と書かれた石柱に赤いスプレーでトイレを意味する英単語「toilet」が書かれていることを確認した。同日午前6時20分ごろ、通行人がこの落書きを発見し、警察に通報したという。落書きが発見された後、石柱の下半分は目隠しのためのブルーシートで覆われ、スプレーを消す作業も行われた。

 同日、中国の交流サイト(SNS)プラットフォーム「小紅書」では、ある男が靖国神社の石柱に赤いスプレーで落書きする様子が撮影された動画がシェアされた。

 動画を見ると、男は自らのことを英語で「アイアンヘッド(鉄頭)」と名乗り、「日本政府の核汚染水の海洋放出に対して我々は何もできないのか」などと言っている。動画のこの男は暗闇の中、石柱に向かって小便をするような姿勢を取った。その後、ポケットから赤いスプレーを取り出し、石柱に英単語で「toilet」と書き、立ち去った。

 これを見たある日本のネットユーザーは、この男が写っている動画をSNS「X(旧ツイッター)」でシェアし、「お巡りさんコイツです! 逮捕してください」と投稿した。

 日本の警察はこの男を有力な容疑者と見て、器物損壊容疑で捜査に乗り出した。

 靖国神社は明治維新前後に日本で発生した内戦や、日本が起こした数多くの戦争で死亡した約246万6000柱の英霊を追悼する施設で、太平洋戦争のA級戦犯14人も合祀(ごうし)されている。

チョン・アイム記者

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