◇医学部定員増員に向け学則改正に拍車 75%が完了

 2025学年度の大学医学部の定員増員が確定したことを受け、各大学は学則の改正を急いでいる。定員を増員する大学32校のうち24校(75.0%)が28日までに改正を終え、残りの大学も詰めの作業を行っているが、一部の大学では教授の反発により作業が難航している。教育部は学則改正の期限を今月末までとしており、改正が間に合わなかった大学は総入学定員の最大5%以内で募集が停止される可能性がある。

◇首都圏の人口移動1日7100万件 ソウルへの通勤時間70分

 ソウル市は、リアルタイム通信と公共ビッグデータを組み合わせて首都圏居住者の全ての移動を20分単位で集計・分析できるシステムを開発し、「首都圏生活移動データ」を公開した。データ分析の結果、今年1月16日の首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)を出発または到着地とした移動は7135万件だった。ソウルから首都圏への出勤時間は平均59.4分、首都圏からソウルへの出勤時間は平均71分かかった。市はこのような首都圏の生活移動データを広域都市計画、新都市需要予測などの都市開発や交通インフラ・バス路線の最適化など、市民生活の質と直結する政策に積極的に活用する計画だ。

◇2045年から全ての市・道で人口自然減

 2045年から韓国の全ての広域自治体(17市・道)で死亡数が出生数を上回る人口の自然減となる見通しだ。その結果、52年には釜山市、蔚山市、慶尚南道、大邱市の人口が22年に比べ20%以上減少すると予想される。統計庁は、「将来人口推計 市・道編:2022~2052年」を発表した。最近までの市・道別の出生数、死亡数、人口移動の推移を反映し、市・道別の将来の人口を推計した。

◇北朝鮮の衛星打ち上げ失敗 韓国軍「エンジン燃焼に問題と推定」

 韓国軍合同参謀本部の関係者は、北朝鮮が前日夜に軍事偵察衛星の打ち上げに失敗したことについて、さらに分析が必要としながらも「(ロケットの)1段目の推進体が爆発した。燃焼系統に問題があったのでないかという程度の推定はできる」と記者団に語った。北朝鮮の朝鮮中央通信は、軍事偵察衛星打ち上げの際に新型ロケットの1段目のエンジンが飛行中に空中爆発する事故が発生したと伝えた。原因に関しては「初歩的な結論」として「新たに開発した液体酸素+石油発動機(エンジン)の動作の信頼性」が問題だったとした。

◇北の談話は「中国への遠回しな不満」 韓中日の共同宣言に反発 

 北朝鮮が、27日に開かれた韓中日首脳会談の共同宣言で「朝鮮半島の非核化」に触れたことに強く反発する内容の談話を発表したことについて、韓国統一部は中国に対する不満を遠回しに表現したものだとの見方を示した。北朝鮮の外務省報道官は朝鮮中央通信で公開した談話で、共同宣言が朝鮮半島の非核化に言及したことを「乱暴な内政干渉」とし、強く「糾弾排撃」すると表明した。これに対し、統一部の当局者は「(談話は)韓国に対する集中的な非難ではあるが、中国が出席した会議を公に誹謗(ひぼう)したのは異例」と説明した。

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