【ソウル聯合ニュース】韓国政府の代表団が、27日から6月1日までスイスのジュネーブで開催される世界保健機関(WHO)の年次総会に出席する。

 保健福祉部によると、政府代表団は曺圭鴻(チョ・ギュホン)同部長官を首席代表に、保健福祉部と疾病管理庁、食品医薬品安全処の関係者で構成された。WHOの最高意思決定機関である世界保健総会に韓国の保健福祉部長官が政府の首席代表として参加するのは5年ぶりとなる。

 曺氏は総会での演説で、人類の健康な暮らしの保障に向けた韓国政府の取り組みを紹介し、各国に賛同を呼び掛ける予定だ。

 また総会出席を機にWHOのテドロス事務局長、日本やサウジアラビア、英国、インドネシア、オーストラリア、中国などの政府代表と個別に会談し、▼WHOの中長期計画となる第14次総合事業計画▼感染症対策強化に向けたパンデミック条約▼財源調達のための投資ラウンド▼保健分野の政策協力――などについて意見を交わす。

 池栄美(チ・ヨンミ)疾病管理庁長はWHOのライアン事務局次長のほか、ドイツのロベルト・コッホ研究所、カナダ公衆衛生庁、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、国際医薬品購入ファシリティー(UNITAID)など感染症関連機関や国際機関の関係者と会談する。

 疾病管理庁は感染症対策の国際協力体制を拡大するため、シンガポールの関係官庁、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)と了解覚書を締結する予定だ。

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