社会総合
養育費不払いで訴えられた長野五輪金メダリスト・金東聖、建設現場で働く姿を公開
養育費の不払いを巡って前妻から告訴されていた元ショートトラック(ST)韓国代表の金東聖(キム・ドンソン)さんの近況が明らかになった。建設現場で働く姿を妻のイン・ミンジョンさんが公開した。
イン・ミンジョンさんは22日、自身のインスタグラムに、夫の金東聖さんが建設現場で働く様子を投稿。写真の中で金東聖さんは、ヘルメットや安全靴などを着用し、勤務の途中で休憩を取っているようだ。掘削機のバケットに座ってハンバーガーを食べている。イン・ミンジョンさんは「私たちの二重生活。道で食べるハンバーガーはめちゃウマ」とつづった。
金東聖夫妻は現在、建設現場での日雇い労働とショートトラック講習を並行しながら生計を維持していることが分かった。イン・ミンジョンさんは先月6日、自身のインスタグラムで、建設現場で働き始めたことを明かしていた。イン・ミンジョンさんは「家族や知人にお金を借りるのも私の性格上難しいことだったけど、悩みに悩んで結局頭を下げました。本当に情けないことでした」として「考えてみれば、ポケットにお金があってこそ胸を張っていられるし、払うべきお金を払ってこそ胸を張っていられるので、思い切って夫と共に安全靴を履くことにしました」と明かした。
金東聖さんは2004年に一般女性と結婚し、1男1女をもうけたが、18年に離婚。その後、TV朝鮮のバラエティー番組『私たち離婚しました』で共演したイン・ミンジョンさんと再婚した。
金東聖さんは以前、養育費不払いが発覚して物議を醸していた。家庭裁判所の調停に基づき、子ども2人が成人するまで子ども1人当たり150万ウォンずつ、計300万ウォン(約34万4800円)を毎月養育費として支払わなければならなかったが、これを支払わず、「バッドファザーズ」(養育費を支払わない男性の個人情報を公開して私的制裁を加えるサイト)に名前が載った。
金東聖さんはその後、養育費不払いで前妻から告訴された。前妻の女性は昨年11月29日、京畿竜仁東部警察署に、養育費の履行確保および支援に関する法律(養育費李工法)違反の容疑で金東聖さんを告訴した。前妻は2018年から昨年10月にかけて、およそ8000万ウォンの養育費が払われていないと主張した。前妻は女性新聞とのインタビューで「子どもたちを育てる中で、養育費のほとんどは支払われず、金東聖さんが面談や交渉にも応じないため、子どもたちはYouTubeを通じて父親の近況を知るというありさまだ。養育の責任を全く果たしていない」と話した。
金東聖さん側は「借金が収入より多く、養育費を払えなかった」との立場だ。金東聖さんはあるメディアに送った文書で「数年間にわたり、記事などさまざまな要因によって子どもたちとの間で誤解が膨らんでいるようだが、恥ずかしい父親のままでいるのは死ぬほど嫌だ」として「もっと一生懸命に働いて借金を返し、養育費も払うようにしたい。もう少しだけ見守ってほしい。よろしくお願いします」とつづった。
イ・ヘジン記者