▲6匹の子犬が発見された場所。/泰安動物保護協会

 忠清南道泰安郡の海岸で、ビニール袋に入った状態で捨てられていた子犬6匹が救助された。子犬たちを救助した動物団体側は、明らかな動物虐待だとして警察に捜査を依頼した。

 泰安動物保護協会などが21日に明らかにしたところによると、20日午前、泰安郡のセッビョル海水浴場近くでビニール袋に入った子犬6匹が見つかった。

 通り掛かった市民が見つけて協会に連絡した。救助された子犬たちは目も開かない状態で、生まれたばかりだったとみられる。ビニール袋の中には子犬と共に焼酎の瓶やビールの空き缶なども入っていた。

 ビニール袋の口が固く結ばれていたため、子犬たちは呼吸が十分にできない状態で、チアノーゼの症状も出ていたという。幸い6匹とも命に別状はないとのことだ。

 泰安動物保護協会は、子犬たちを臨時で保護している。保護所に預ける場合、10日後に安楽死させられるリスクがあるからだ。協会側はまた、今回の事件が明らかな動物虐待だとして警察に捜査を依頼した。

 協会側は、救助した子犬たちの里親を探す予定だとして「生き埋めにならなくて幸いだったと言っていいのかどうか分からない。今回の事件で、この地域に動物虐待に対する警戒の気持ちが広まってほしい」と話した。

キム・ミョンイル記者

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