【ワシントン聯合ニュース】韓国の趙賢東(チョ・ヒョンドン)駐米大使は14日(米東部時間)、ワシントンで韓国特派員らの取材に応じ、11月の米大統領選の結果が韓米関係に及ぼす影響について「政府と大使館はいかなる状況にも十分に備えている」として「韓米同盟は米大統領選の結果にかかわらず、制度化された協力の連続線上で絶えず強化されるだろう」と述べた。

 トランプ前大統領が再び当選すれば在韓米軍が削減され、韓国が負担する防衛費が大幅に増額される可能性があるとの懸念が出ている中、在米韓国大使館はトランプ陣営に対しさまざまなルートで韓国政府の立場を説明し、在韓米軍の駐留に関する正確な認識を伝えようと努力している。ただ、このような接触が内政干渉と見なされないよう、慎重かつ中立的な立場でアプローチしているという。

 また、防衛費に関するトランプ氏の発言が、現在バイデン政権と進めている在韓米軍の駐留費を巡る交渉に影響を及ぼすことはないと判断しているとされる。

 趙氏は、先月開かれた2026年以降の在韓米軍の駐留経費負担を定める米国との初会合を皮切りに、在韓米軍の安定的な駐留環境を整え、韓米合同防衛態勢を強化するための韓米間協議が行われているとしながら、「防衛費分担が合理的水準で合意できるよう、大使館としても最善を尽くす」と述べた。

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