【世宗聯合ニュース】韓国の関税庁は14日、2022年5月から今年4月までに空港や港湾などで押収した薬物は1417キロだったと発表した。2600万人が使用できる量だ。

 摘発件数は1459件だった。この2年間、毎日約2件が摘発されたことになる。

 今年1~4月の薬物の摘発件数は前年同期比14%増加した。押収量は184キロで、13%減少した。

 関税庁は水際での取り締まりを強化するため、ミリ波検査器13台を空港や港湾に設置した。今年上半期には仁川国際空港に新たな税関検査区域を指定し、薬物密輸が摘発された地域からの航空便に搭乗するすべての乗客の機内手荷物や身元を確認するシステムを構築する。船舶を使った薬物密輸を防ぐため、コンテナを調べるロボットの研究開発にも乗り出す。

 海外当局との合同取り締まりも拡大する。今年上半期にタイやベトナムに情報官を派遣し、現地の薬物情報の収集などを行う。関税庁は昨年、米国やドイツ、中国など6カ国と共同捜査を行い、16件(26.8キロ)の薬物密輸を摘発した。

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