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海兵隊員殉職事故の捜査 「国民が納得できなければ特別検察官任命」=尹大統領
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日で就任2年を迎えるのに合わせ、9日午前にソウル・竜山の大統領室で記者会見を開き、昨年の水害で行方不明者を捜索中に海兵隊員が殉職した事故を巡る軍の不適切対応が隠蔽(いんぺい)されたとの疑惑について「このような事件の再発を防ぎ、犠牲者の名誉回復と責任の所在を明らかにするために真相究明が厳正に行われなければならない」と述べた。国民が捜査結果に納得できない場合は政府から独立して捜査にあたる特別検察官を任命する考えを示した。
尹大統領は「殉職の知らせを聞いて国防部長官を叱責(しっせき)した」として、このような事故が二度と起こらないよう指示したと説明した。
その上で、現在進行中の捜査と司法手続きを注視し、捜査関係者の覚悟と姿勢を信じて見守るべきだと強調した。