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腸内「デブ菌」を減らして22kg減量…37歳韓国俳優イ・ジャンウが語る3つの秘訣
この4カ月間で22キログラムもの減量に成功して話題を集めている俳優イ・ジャンウ(37)がダイエットの秘訣(ひけつ)を公開した。それは腸内のバランスを崩す有害な菌、いわゆる「デブ菌」をなくすことだ。
イ・ジャンウは5日、写真交流サイト(SNS)「インスタグラム」に「健康的にリバウンドなしのダイエットをしています。ルーティンを聞く方々がいらっしゃるので、お伝えしようと思います」として、これまで実践してきたダイエットの秘訣を3つ紹介した。
まずに強調したのが有酸素運動だ。イ・ジャンウは「根気強さが本当に大切なようです。ハードな運動を一日やって翌日にウンウンうなって休むより、ルーティン通り毎日習慣にして動こうと努力中。走る時は一度に少なくとも30分以上は走らないといけません。30分以上走れば『ファットバーン(脂肪燃焼)ゾーン』に入るので、脂肪燃焼に効果的です」と説明した。
次に、十分な睡眠時間の重要性も指摘した。「絶対に少なくとも7時間は寝るようにしています。寝ている間にだけ燃焼させることができるエネルギーが別にあるんです。睡眠が少ないとストレス・ホルモンが出て脂肪を蓄積し、体重を増加させます。最近は心身が安定するお茶やサプリメントも飲んでいます」と語った。
そして、イ・ジャンウは食事メニューの重要性を説明する際、デブ菌についても言及した。「タンパク質の確保を最優先にしています。やたらに絶食・断食して(食欲が)爆発する現象は経験したくないので、栄養成分をチェックしながらコントロール中。そしてデブ菌をなくすことに集中しています」と言った。
その上で、「デブ菌は大腸にだけ生息し、摂取した食べ物を脂肪にすぐに転換して体内の毒素を作るんです。体内にデブ菌が多い人は少ししか食べなくても太りやすいそうです。乳酸菌を欠かさず取って、管理しています」と明らかにした。
イ・ジャンウが言ったデブ菌とは、腸内の有害菌の一つ「ファーミキューテス(firmicutes)」のことだ。消化・吸収・免疫などさまざまな役割をする腸内微生物は機能によって有益菌と有害菌に分かれるが、ファーミキューテスのような有害菌が多くなると腸内のバランスが崩れ、肥満を誘発する恐れがある。
ファーミキューテスは体内の糖分の発酵を促進させ、脂肪を過剰に生成する。食欲抑制ホルモンであるレプチンの活性化にも悪影響を与える。肥満の人ほどファーミキューテスの割合が高いことは既にこれまでの研究で知られており、肥満の患者がダイエットに成功した際、ファーミキューテスが次第に減っていったという研究結果もある。
このような腸内細菌の割合は、食習慣の矯正で十分に変えることができる。ファーミキューテスを減らし、有益菌「バクテロイデーテス」を増加させるのに役立つ食物を取ればいい。ホウレンソウやサンチュ(サニーレタス)などの葉物野菜やタマネギ、キノコ、キャベツなどだ。ただし、食物繊維ばかりを食べ過ぎると便秘になる恐れがあるため、タンパク質や未精製の炭水化物(全粒穀物)を一緒に摂取しなければならない。
ムン・ジヨン記者