▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】「太っている」という理由で30代の男が6歳の息子を強制的にランニングマシンで走らせ、死亡させた。ニューヨーク・ポストなどの外信各社が1日(現地時間)に報道した。

 報道によると、クリストファー・グレゴール被告(31)氏は2021年3月、米ニュージャージー州で自分の息子コリー・ミッチオロ君(6)を虐待し、死亡させたとして裁判を受けているとのことだ。

 グレゴール被告は裁判で、「息子の死はランニングマシンで走ったこととは全く関係ない。 息子は肺炎のため死亡した」と容疑を否認した。同被告は現在、拘置所に入れられている。

 裁判所は、当時の状況が写っているスポーツジムの防犯カメラ映像を公開した。

 外信が提供したこの映像には、息子のコリー君がついて行けないほど速いランニングマシンに乗って転倒すると、強制的に立たせて再びランニングマシンで走らせる父親グレゴール被告の姿が映っている。

 その後もコリー君は何度もランニングマシンから落ちたが、グレゴール被告は気にせず、速度や傾斜角度を上げ続けた。

 外信各社はさらに、「十日後に母親の通報で児童保護機関を訪れたコリー君は、父親に『太っている』と言われ、それを理由にランニングマシンで走らされた、と医師に語った」と報道した。

 コリー君は児童保護機関訪問の翌日、吐き気や呼吸困難などを訴えて病院に搬送されたが、死亡した。解剖の結果、コリー君の死因は胸部・腹部の打撲傷を含む慢性的な虐待であることが明らかになった。

チェ・ユンソ記者

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