【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は30日、今年1~3月に韓国に入国した脱北者は43人だったと発表した。

 このうち35人が女性で、全体の80%以上を占めた。脱北者の累計入国人数は3万4121人(男性9550人、女性2万4571人)。

 統一部の関係者は、今年1~3月期の脱北者の入国人数は昨年10~12月期の57人よりは少ないが、前年同期の34人よりは多いとして、全般的な傾向を判断するためにはさらに推移を見守る必要があると述べた。

 昨年通期の入国人数は196人で、四半期当たり49人の割合だった。

 四半期ごとの脱北者の入国人数は、2020年1~3月期の135人から新型コロナウイルス感染症の大流行に伴う移動制限と北朝鮮の国境封鎖により同年4~6月期に12人、10~12月期に34人、21年4~6月期には5人まで落ち込んだが、昨年は第三国からの入国が増加し、一部回復した。

 しかし、北朝鮮が国境を部分的に開放した後も脱北者に対し監視の目を光らせている中、最近入国した脱北者の大半は中国などの第三国を経て韓国入りしており、北朝鮮を脱出後すぐに韓国入りした脱北者はほとんどいないという。 

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