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韓国野党代表 尹大統領に「まず会う」=大統領室「歓迎」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に会談を提案したことについて、李氏は26日、早期の会談実現を優先する考えを示した。大統領室は「歓迎する」との立場を表明した。
尹大統領は19日に李氏に電話をかけ、会談を提案した。10日に実施された総選挙で与党「国民の力」が大敗し、国会で過半数を握る共に民主党の協力が欠かせないため、李氏に協力を求める狙いとみられている。両氏の会談が実現すれば、尹大統領の就任後初めてとなる。
だが、双方は議題などを巡り2回の実務協議を行ったが立場の隔たりを埋められず、今週の会談開催は不透明となっていた。
李氏はこの日の党最高委員会議で、「すべて差し置いてまず尹大統領に会う」とし、「複雑な議題が事前にまとまれば良かったが、容易ではなさそうだ。それを整理するため時間を費やすのはもったいないので、速やかに会う日程を定める」と述べた。
大統領室は「日程などを決めるための実務協議に直ちに着手する」と明らかにした。