【ソウル聯合ニュース】韓国財界5位の鉄鋼大手、ポスコグループの持ち株会社であるポスコホールディングスが25日に発表した1~3月期の連結決算(暫定値)によると、本業のもうけを示す営業利益は5830億ウォン(約660億円)で前年同期比17.3%減少した。前期比では91.8%増加した。

 営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想を11.7%上回った。

 売上高は18兆520億ウォンで、前年同期比6.9%減少した。当期純利益は6190億ウォンで26.3%減少した。

 同社はこの日、業績発表と共に事業別に競争力強化のための体質改善の努力を続けると発表した。

 鉄鋼部門の競争力強化のため、自社工場を人工知能(AI)を利用したインテリジェント工場に発展させ、低炭素生産体制に転換し、圧倒的なレベルの製品と原価競争力を確保すると強調した。

 二次電池の素材分野では、世界の電気自動車(EV)市場の成長鈍化を危機ではなく、競争力強化の機会として積極的に活用すると説明した。

 またグループのEV用バッテリーのバリューチェーン(価値連鎖)が今年完成することに期待を示した。

 同社はさらに政府の企業バリューアッププログラムに合わせて、株主価値の向上にも積極的に乗り出すと明らかにした。

 ポスコホールディングスはすでに取締役会レベルでバリューアッププログラムに関する議論を始めており、今年中に自社株消却を含む企業価値向上策を積極的に推進すると伝えた。

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