▲ボリショイ・バレエ団の韓国公演ポスター。写真提供=バレエ&モデル

 ロシア外務省が自国ボリショイ・バレエ団の韓国公演が中止になったことについて、「韓国によるロシア文化排斥の犠牲になった」と反発している。

 これは、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が19日(現地時間)、テレグラムのチャンネルに掲載した論評で、韓国でロシアのバレエ団公演が最近相次いで中止になっていることについて、「非友好的な行動だ」と述べた上で主張したものだ。

 ザハロワ報道官は「両プロジェクトとも韓国の首都の文化生活で注目に値するイベントになっただろう。ロシアの芸術家たちの公演がどんな形であれ韓国の国家安保を脅かすはずがない」と主張した。

 そして、「ロシアはロシア国内で韓国の文化を排斥するつもりはない」としながらも、「韓国でロシア文化を『排斥』しようというムードが続き、加速するならば、我々は確実な対応策を講じるほかないだろう」と述べた。

 ロシアのボリショイ・バレエ団のトップダンサーたちは16日から19日まで、ソウル市内の世宗文化会館大劇場で開催される「バレエ&モデル2024スーパー・バレエ・コンサート」に出演する予定だった。

 この公演は「ボリショイ」の代わりに韓国のエージェンシーの名前を前面に押し出し、公演名を変更したが、出演者数が半分に減り、プログラム内容も変更されたため、公演会場の世宗文化会館側が内規に基づいて公演変更審査を開き、否決との結論を下した。このほかにも先月、ロシアのプーチン大統領の最側近とされるバレエダンサー、スヴェトラーナ・ザハーロワの来韓公演が、駐韓ウクライナ大使館などの反発により中止となった。

キム・ミョンジン記者

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