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曺国代表率いる祖国革新党の「朴槿恵万歳」女性歌手が当選 韓国総選挙
10日投開票の韓国総選挙(定数300)で、曺国(チョ・グク)元法務部長官が結成した「祖国革新党」比例代表順位7位の金載原(キム・ジェウォン)候補(48)=歌手活動名:Riaa(リア)=の当選が確定した。金載原当選者は以前、朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領を支持する活動をしていたことが伝えられ、野党支持者の間で物議を醸した人物だ。
11日午前5時38分現在、全国比例代表開票率が91.32%という状況で、祖国革新党は比例代表順位10位までの当選が確定した。
出馬そのもので議論が起きた祖国革新党の曺国代表と、弁護士の夫がマルチ商法事件の共犯者の弁護料として22億ウォン(約2億4700万円)を受け取っていたことが明らかになり、批判を浴びた同党の朴恩貞(パク・ウンジョン)候補の当選も確定した。
代表曲『涙』で知られる金載原当選者は先月11日に祖国革新党に入党した。前回の大統領選挙では、当時の大統領選候補だった共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表への支持を宣言していた。
ところが最近、野党性向のインターネット・コミュニティー・サイトや交流サイト(SNS)などでは、金載原当選者の過去の言動に関する投稿が多数掲載され、物議を醸した。
金載原当選者は2013年、芸能人で構成されたセヌリ党(後の国民の力)の「ヌリスター奉仕団」に参加した。そして、ソウル市永登浦区のグランド・コンベンション・センターで開催された「ヌリスター奉仕団」発足式に自ら参加し、奉仕団の代表宣誓までした。
また、2012年12月20日には大統領選挙を控えて朴槿恵セヌリ党大統領候補=当時=の支持演説に参加し、「朴槿恵万歳」と叫んだ。この時の映像を見ると、司会者が「朴槿恵候補万歳」「セヌリ党万歳」と言うと、後ろにいた金載原当選者も一緒に万歳と叫んでいる。
一方、金載原当選者は昨年7月、日本の原発汚染水の海洋放出に反対し、福島原発近くの海から自ら手に入れ、くんできた海水をソウル市鍾路区の日本大使館側に渡そうと試みて話題になった。
キム・ミョンイル記者