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「日本の誤った領有権主張に断固対応」 新任の独島博物館長
【鬱陵聯合ニュース】韓国・独島北西の鬱陵島にある独島博物館のソ・ボソン館長は8日、日本が歴史をゆがめ続けているとしながら「むやみに独島領有権を主張するなら明確かつ断固として対応する」と強調した。また「日本の誤った主張に反論できるよう、展示・教育を通じて独島領有権の強化に引き続き努力していく」と述べた。独島博物館で聯合ニュースの取材に応じた。
ソ氏は、先ごろ日本政府の教科書検定で合格した中学校の社会科教科書18点のうち16点が独島を日本固有の領土と記し、15点は韓国が独島を「不法占拠」していると記述することに言及し、「日本政府の行為は批判を受けてしかるべきだ。韓国側が強力に対応するのは当然だ」とした。
独島博物館としては、日本のこじつけに反論する根拠を示すために独島関連の古地図と文書を集めている。今年は「江戸大節用海内蔵」をはじめとする43件・64点の遺物を購入する予定だ。ソ氏は「江戸時代に製作した百科事典にも独島は明確に朝鮮の地と表記してある」と指摘し、「独島が韓国領土であることを証明する大変重要な歴史的証拠」と説明した。
博物館では15日から「独島そして海女」をテーマに、南部・済州島の海女博物館との共同企画展を開催する。鬱陵島に定住した済州島出身の海女9人の人生と活動、独島の最初の住民だった故崔鍾徳(チェ・ジョンドク)さんと海女の物語を紹介する。ソ氏によると、崔さんと独島義勇守備隊らは独島の漁場を利用して独島を実効支配し、鬱陵島の漁業者も実効支配の強化を手助けした。
また博物館は10月までに、館内の安龍福(アン・ヨンボク)記念館の展示を再編する。安龍福は朝鮮王朝時代後期、独島を守るために自発的に活動した漁師。最新の関連研究の成果を盛り込み、展示を再構成する予定だ。
同館は独島を行政区域に置く慶尚北道と共に、世界に向け独島を発信する事業にも取り組む計画だ。在外韓国学校に常設展示館を設けたり、独島教育と教育資料製作を支援したりするほか、在外同胞に対する独島教育を強化し、独島への関心を高めたい考えだ。
ソ氏は鬱陵郡庁で独島管理事務所長などを務めた後、今年1月に独島博物館長に就任した。