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女性侮辱妄言で物議の共に民主・金俊ヒョク候補、今度は「幼稚園のルーツは親日」
【NEWSIS】過去の妄言があらためて物議を醸している韓国最大野党・共に民主党公認の金俊ヒョク(キム・ジュンヒョク)国会議員選挙候補(京畿道水原市丁選挙区)が、自身の著書で「韓国幼稚園総連合会のルーツは親日派」と主張していたことが分かった。韓国政界関係者が7日に明らかにした。
関係者によると、金俊ヒョク候補は2022年に出版した著書『金俊ヒョク教授が聞かせる辺境の歴史』で、「幼稚園のルーツは親日の歴史から始まった」「親日派が作った最初の幼稚園は京城幼稚園だ。現在、韓国幼稚園総連合会が保守化しているのには理由がある」と書いたとのことだ。
そして、「京城幼稚園を作った人物は、驚くべきことに親日派のボス・李完用(イ・ワンヨン)」「このように骨の髄まで染み込むように親日教育をさせたことが、まさに我が国の幼稚園の始まりだ。(韓国幼稚園総連合会は)精神的に京城幼稚園の末裔(まつえい)」と主張した。
これについて、韓国幼稚園総連合会は8日に国会議事堂の階段で、「『幼稚園親日派』妄言・金俊ヒョク候補糾弾大会」を開催する予定だ。
金俊ヒョク候補はこれまでにも朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領と従軍慰安婦被害者たちを侮辱し、梨花女子大学の金活蘭(キム・ファルラン)初代総長が学生たちを米将校に性上納させたなどと主張して物議を醸してきた。動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネル「ソウルの声」では昨年12月、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を燕山君(暴君として知られる朝鮮第10代国王)時代になぞらえて話した際、「燕山時代はスワッピングがたくさんあった」と発言したりもした。
与党は、金俊ヒョク候補をめぐる騒動を機に、野党に攻勢をかけている。与党・国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は大田市儒城区の老隠駅広場で行われた集中演説で、「金俊ヒョクという人が話した言葉は猟奇的なので、放送でどうしても流すことができないそうだ」「それなのに、その人のことを共に民主党は擁護している。共に民主党は女性嫌悪政党。セクハラ(性的嫌がらせ)政党だ」と批判した。
イ・ジョンヒ記者