▲HD現代重工業が独自技術で設計・建造した3000トン級潜水艦「申采浩」の試運転航海時の様子。申采浩は4月4日、韓国海軍に引き渡された。/防衛事業庁

 HD現代重工業は4月4日、蔚山本社で3000トン級潜水艦「申采浩」を韓国海軍に引き渡す署名式を開催したと発表した。引き渡し署名式は通常、韓国海軍と防衛事業庁、船舶建造を担当した造船会社が出席する行事だが、この日は異例にも米国・英国・オーストラリア・フィリピン・ポーランド・ペルーなど、9カ国から来た各国政府関係者およそ20人も出席した。

▲潜水艦「申采浩」の姿。/写真=韓国海軍提供。

 カナダ・ペルー・オーストラリア・フィリピン・ポーランドなどは輸送艦・潜水艦など「K艦艇」の輸出が有力な国々だ。ここで韓国国防部(省に相当)とHD現代重工業は、主な顧客を招待し、韓国の独自技術で設計・建造されて戦力配備を目前にした潜水艦の実物を披露した。潜水艦「申采浩」だけでなく、進水を終えて試験評価中のイージス艦「正祖大王」、護衛艦(フリゲート)「忠南」も紹介した。パウル・デュクロ駐韓ペルー大使は「潜水艦内部まで実際に入ることができて、特別な経験になった」と語った。3月28日にHD現代重工業は、ペルーから護衛艦など艦艇4隻を受注している。

 朱元浩(チュ・ウォンホ)HD現代重工業特殊船事業代表は「今回の行事は、適切な時期に納品された優れた性能を持つわれわれの潜水艦を、世界各国にPRする契機になった」とし「今後、韓国政府と共に『チーム・コリア』でK防衛産業輸出に総力を尽くす」と語った。

イ・ジョング記者

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