【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)は4日、3月の輸入乗用車の新規登録台数は2万5263台で、前年同月比6.0%増加したと発表した。前月比では55.6%の増加。一部ブランドの在庫不足にもかかわらず、今年の電気自動車(EV)補助金が確定したことや営業日数の増加などが影響したという。 

 ブランド別の登録台数では米EV大手のテスラが独車大手メルセデス・ベンツを抑え、2位を占める異変が起きた。

 ベンツ、BMW、アウディー、フォルクスワーゲン(VW)の独車による「4強」構図が崩れる「地殻変動」が起きたと言えそうだ。

 BMWが6549台で1位を記録したなか、テスラは6025台で、ベンツ(4197台)を抑え、2位を記録した。

 次いでレクサス(1218台)、ボルボ(1081台)、フォルクスワーゲン(949台)、ミニ(911台)、ポルシェ(781台)、トヨタ(759台)と続いた。

 テスラは1月は1台、2月は174台にとどまったが、EV補助金が確定して3月から登録台数が急増した。一方、ベンツは紅海航路の混乱などで引き渡しが遅れ、登録台数が大幅に減少した。

 燃料別の登録台数はハイブリッド車(HV)が9967台、EVが8242台、ガソリン車が5901台、プラグインハイブリッド車(PHV)が585台、ディーゼル車が568台。

 ベストセラーモデルはテスラの「モデルY」で5934台。BMWの「5シリーズ」(2259台)、レクサスの「ES」(822台)、ベンツ「GLC」(610台)が続いた。

ホーム TOP