▲渋谷PARCO/現代百貨店提供

 現代百貨店は3月31日、海外の現地流通企業と提携して韓国のファッションブランドとコンテンツ産業の海外進出を支援する「ザ・現代グローバル」事業を新たにスタートさせたと発表した。

 現代百貨店は、海外市場に新たに進出する韓国のブランドやコンテンツを発掘し、通関や在庫管理といった輸出入・販売全般を総括することになる。また、海外進出が決まった韓国ブランドの店舗の位置や運営方式などを海外の流通企業と直接交渉する役割も担う。現代百貨店は「海外にネットワークを持たない韓国企業にとって、店舗の賃貸契約やインテリア、手数料契約などは負担になるため、そういった面での負担を軽減できるよう支援する」として「外国のデパートやショッピングモールに直接出店するよりも費用を30%以上削減できる」と説明した。

 ザ・現代グローバルにとって初めての海外進出国は日本となる。現代百貨店はこの日、日本の大型流通グループ、パルコ(PARCO)と業務協約を結び、5月から渋谷PARCOをはじめ日本の主要都市で、現代百貨店が発掘したKファッション(韓国ファッション)ブランドのポップアップストアを運営する計画だ。

 これに先立ち現代百貨店は今年2月、タイの流通企業サイアム・ピワット(Siam Piwat)ともKコンテンツ専門館の運営に関する業務協約を締結。中国、ベトナム、香港、欧州などの流通企業とも協業を推進中だ。

チェ・ヨンジン記者

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