社会総合
韓国 けさのニュース(3月25日)
◇医学部教授らきょう辞表提出へ 大統領室「柔軟な処理」指示で対話に望みも
全国医科大学教授非常対策委員会、全国医科大学教授協議会など複数の教授団体は25日、大学医学部の入学定員を増員する政府の方針に反発し、一斉に辞表を提出する計画だ。教授らは辞表が受理されるまで診療を続ける方針を示しているが、病院側は辞表を受理しないとみられ、政府と医師の間の対立はさらに深まる見通しだ。職場を離れた研修医に対する医師免許の停止処分が下されれば対立はさらに激化する可能性が高いが、大統領室が免許停止処分について「柔軟な処理」を模索するよう指示したことから、政府と医師側の間で対話の糸口が見いだされる可能性もある。
◇与党トップ 総選挙控えソウル各地で支持訴え
4月10日の総選挙を控え、保守系与党「国民の力」のトップ、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は25日、激戦区とされるソウルの永登浦区、城東区、中区、江東区を訪れて支持を訴える。この日午前には、朴容賛(パク・ヨンチャン)候補が出馬した永登浦乙選挙区内の汝矣島駅で出勤途中の市民にあいさつする。続いて、尹喜淑(ユン・ヒスク)候補と李恵薫(イ・ヘフン)候補がそれぞれ出馬した中・城東甲選挙区と同乙選挙区がある城東区の往十里駅広場と中区新堂洞のトッポッキタウンで街頭演説を行う。
◇最大野党代表 南部・慶尚南道で遊説
革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は25日、「洛東江ベルト」と呼ばれる南部・慶尚南道の選挙区を訪れ、遊説を行う。同日午前には巨済市のサムスン重工業を訪れて従業員に会った後、共に民主党の慶尚南道支部に移動し、選挙対策委員会の会議を主宰する。続いて昌原市の在来市場を訪問し、記者会見を行う。午後には洛東江ベルトの要衝地である金海市と梁山市を訪れる。李氏は今回の総選挙の激戦区とされる洛東江ベルト地域で「政権審判論」を強調し、支持を訴える予定だ。