▲独島/テレビ朝鮮

 来年春から日本の中学校で使用される教科書の多くで韓半島の歴史に関する記述が一層歪曲(わいきょく)されたことが分かった。

 22日に日本の文部科学省教科用図書検定調査審議会を通過した中学校の歴史、地理、公民など社会科教科書18冊のうち、独島を「日本固有の領土」と記載したものは16冊(89%)に上った。4年前の検定では現行教科書17冊のうち14冊(82%)だったため、今回歪曲は当時に比べて増えたことになる。育鵬社の歴史教科書では前回「朝鮮や台湾にも徴兵や徴用が適用され日本の鉱山や工場などできびしい労働がしいられ」だったのが、今回は「一部で徴兵や徴用が適用され」「きびしい環境の中ではたらく人もいた」と表現が弱くなった。山川出版の歴史教科書は「従軍慰安婦」という言葉を使わなくなった。

 韓国外交部(省に相当)は同日「歴史的事実に合わない主張に深い遺憾を表明する」との声明を出し、相星孝一駐韓日本大使を外交部に呼んで抗議した。

キム・ナヨン記者

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