社会総合
韓国 きょうのニュース(3月22日)
◇大型病院は重症・救急患者の診療に集中 総合病院との協力強化へ
保健福祉部の朴敏守(パク・ミンス)第2次官は22日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で、大型病院が重症・救急患者の診療に集中できるよう、上級総合病院と総合病院間の診療協力体制を強化する内容を議論したと明らかにした。大学医学部の入学定員拡大を巡り政府と医師側の対立が続く中、政府は診療協力体制を強化するため、上級総合病院と協力体系を構築する総合病院100カ所を「診療協力病院」に指定し、運営に必要な指針を配布した。
◇与党トップ 曺国氏ら野党候補阻まなければ「民主主義崩壊」
保守系与党「国民の力」のトップ、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は中部の忠清南道を訪れ、民主主義を破壊しようとする野党側の「極端主義者」を阻むため、4月の総選挙で与党を支持してほしいと訴えた。同氏は「極端主義者が既成政党のリーダーを宿主として主流政治に登場し、司法システムを無視し民主主義をつぶす」と指摘。曺国(チョ・グク)元法務部長官と、憲法裁判所の決定で解散させられた「統合進歩党」の流れを組む勢力を指して「正常な政党システムにおいて主流になり得ず、政治を掌握できない極端主義者たち」と呼んだ。
◇最大野党代表 総選挙は「新韓日戦」
革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、西部の忠清南道瑞山市で行った総選挙の遊説で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出への対応など尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対日外交や与党「国民の力」関係者の「親日」発言を批判した。李氏は「今回の総選挙は(尹政権の)国政の失敗を審判するものでもあるが、『新韓日戦』」だと強調。「この国にはまだ清算されていない親日の残滓(ざんし)がたくさんある」として、「総選挙でアイデンティティーが疑われる候補は落選させ、独立国家であることをしっかり示すべきだ」と訴えた。
◇ソウル地域の政党支持率 与党39%・最大野党26%
世論調査会社の韓国ギャラップが全国の18歳以上の1001人を対象に19~21日に実施した調査の結果、ソウル地域の政党支持率は与党「国民の力」が39%、最大野党「共に民主党」は26%だった。国民の力の支持率は3月第1週(5~7日)の調査では45%を記録したが、第2週(12~14日)の調査では30%と15ポイント急落。今回は再び9ポイント上昇した。一方、共に民主党の支持率は3月第1週の24%から第2週には32%と8ポイント上昇したが、第3週には6ポイント下落した。