▲16日午前、京畿道富川市内のダイソー店舗前。化粧品などを購入する人たちが開店前から列を成している。「美容液を買うために30分以上前から並んでいる」という人もいた。/パク・ソンウォン記者

 生活用品の1000ウォン(約110円)ショップとして有名な韓国ダイソーが、今や化粧品の方でも有名になっているようだ。実際にYouTubeやインスタグラム、ブログなどSNS(交流サイト)には、ダイソーの化粧品の使用感をつづった投稿があふれている。15日にソウル市麻浦区のダイソー新村本店を訪れたところ、化粧品を買い求める客でにぎわっていた。

 店内で出会った50代の女性、キムさんは「カラーコスメを使ってみたけれど、品質もいいのでよく買っている」として「他のメーカーのものは価格がほぼ10倍なので、ダイソーの物ばかり買うようになった」と話した。開店時間前から店の前で待っていた40代の男性、パクさんは「ダイソーで有名な化粧品『リードルショット』を買うために二日間も開店ダッシュをしている」「人気が高いので開店前から並んでダッシュしないと買えない」と話した。

 ダイソーの化粧品で最も高い商品は5000ウォン。1000ウォンの化粧品も多い。コスパをウリにしているが、低価格のわりに使えると好評だ。口コミで人気のアンプル(美容液)は開店前に並んでも買えないことがあるほどだ。

 ダイソーによると、基礎化粧品カテゴリーの売上高は昨年10月から今年1月までの期間で前年比165%の大幅増となった。昨年の化粧品の売上高は前年比85%増だった。取り扱う化粧品ブランドは4種類から26種類に増加し、合わせて250品目の商品を販売している。

 物価高の今、低価格で高品質の「神コスパ」商品を販売する企業が消費者に選ばれている。

パク・ソンウォン記者

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