【ソウル聯合ニュース】韓国財界5位の鉄鋼大手、ポスコグループを新たに率いる代表取締役会長に張仁和(チャン・インファ)元ポスコ社長(68)が選ばれた。グループの持ち株会社であるポスコホールディングスは21日、株主総会で張氏の社内取締役選任案を承認し、続いて取締役会で同氏を新会長に選任した。

 この日午後、慶尚北道・浦項にある本社で就任式が開かれる。

 これに先立ち、張氏は新ビジョン「未来を開く素材、超一流に向けた革新」を掲げ、「国民から信頼と愛を得た誇らしきポスコの姿を取り戻す」と意気込みを示した。鉄鋼事業で圧倒的な優位を確保し、新たに2次電池素材事業を育てる一方、責任経営体制を確立すると強調した。  

 張氏は1988年、ポスコが設立した浦項産業科学研究院の責任研究員に就き、ポスコの技術投資本部長、鉄鋼生産本部長を歴任。2018年に社長に就任した。21年からは諮問役を務めた。

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