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業務開始命令に背いた研修医 来週から免許停止=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国で大学医学部の入学定員拡大を巡り政府と医師側の対立が続く中、政府は業務開始命令に従わず医療現場に復帰していない研修医を来週から免許停止処分とする。中央事故収拾本部の朴敏守(パク・ミンス)副本部長(保健福祉部第2次官)が21日、同本部の会議で明らかにした。
朴氏は研修医に対し「これ以上ちゅうちょせず、患者のために、皆さんの不在を埋めている同僚のために、そして医師という職業を選んだ皆さん自身のために、直ちに病院に復帰してほしい」と促した。
保健福祉部によると、研修医が働く全ての病院は今月末までに研修医の任用登録を終えなければならない。このため、今年インターンとして病院に採用された医師が今月末までに登録されなければ勤務を開始できなくなり、来年はレジデントになれない。
また、勤務に1カ月以上空白が生じた場合は規定に基づき追加で研修を受けなければならない。追加研修期間が3カ月を超える場合は専門医資格の取得時期が1年遅れる可能性があり、今月から勤務していないレジデントが免許停止3カ月の処分を受ければ、専門医資格の取得にも支障が出ることになる。