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捜査中に出国した前国防相の駐豪大使が近く帰国へ 韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の駐オーストラリア大使として今月赴任した李鐘燮(イ・ジョンソプ)前国防部長官が、近く帰国する見通しであることが20日、大統領室高官への取材で分かった。李氏は同部長官を務めていた昨夏、水害の行方不明者を捜索中だった海兵隊兵士が殉職した事件に絡み、捜査に圧力をかけたとして職権乱用の疑いで捜査を受けていたが、今月に駐オーストラリア大使に任命され、出国していた。
大統領室高官はこの日、「李大使は近く国内で外交・安全保障関連会議の日程があり、戻ると聞いている」と伝えた。
李氏は帰国後、政府高官の不正を捜査する「高位公職者犯罪捜査処」に迅速な調査を求める立場を表明すると予想される。前日も「いつでも出向いて調査に応じる。積極的に協力する」と述べ、調査日の指定を促す書類を高位公職者犯罪捜査処に提出した。
最大野党「共に民主党」は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は直ちに(李氏の)大使任命を撤回し、国内に送還してほしい」と要求してきた。
与党「国民の力」内でも、李氏に対する断固たる措置が必要との声が強まりつつある。