▲2回表一死一・三塁という場面で、ドジャースの大谷翔平は三振アウトとなった。チョン・ビョンヒョク記者 写真=共同取材団

 【NEWSIS】ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平(29)がキウム・ヒーローズのアリエル・フラド(28)になすすべもなくやられた。米大リーグ(MLB)公式開幕戦「2024 MLBワールドツアー・ソウル・シリーズ」に出場する大谷は17日、ソウル高尺スカイドームで行われたキウム・ヒーローズとのエキシビション・ゲームに2番・指名打者(DH)で先発出場した。

 大谷は現在、MLBで最も人気のある選手とされている。日本プロ野球(NPB)を経て大リーグ入りした大谷は投打の「二刀流」で大活躍する唯一無二の魅力を持っている。

 ロサンゼルス・エンゼルス所属だった2021年と2023年には満場一致でアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。昨年12月にはドジャースと10年・7億ドル(約1015億円)という超大型契約を結んだ。

 また、今回のソウル・シリーズで来韓した選手の中で最も多くの話題を集めている選手でもある。

 この日、1回表に走者のいない状況で大谷が登場すると、スタジアム内はいつもより大きな歓声がわき起こった。

 しかし、大谷は打席で活躍することができなかった。この日、キウムの先発マウンドに上がったフラドが大谷をしっかりと抑えたからだ。

 大谷はフラドの初球と2球目を立て続けにファウルにした。続いて、内角に入ってきた球を2つ見送り、ボールを選んだ。

 ボールカウント2ボール・2ストライクからフラドの5球目は時速91.8マイル(約147.7キロメートル)のシンカーで、高めに入ってきた。大谷は力いっぱいバットを振ったが、バットは空を切り、三振となった。

 チームが3-0とリードしていた2回一死一・三塁の場面で大谷の2回目の打席が回ってきた。この時も観客席が大きく揺れた。

 だが、ここでも大谷はフラドとの戦いに勝てなかった。

 大谷は1ボール・2ストライクでフラドの5球目、時速91.2マイル(約146.8キロメートル)のフォーシーム・ファストボールに空振り三振を喫した。肩の高さに入ってきた高い球に対して大谷はヘルメットが外れるほど強くスイングしたが、そのまま退かなければならなかった。

 同日予定されていた2打席を終えた大谷は、4回に3度目の打席に入る前に代打ハンター・フェドゥキアと交代した。

 昨年9月に肘の手術を受けた大谷は、今年はマウンドには立たず、打者に専念する。

 大谷はこの日の試合前まで、今年のオープン戦で8試合に出場し、打率5割(22打数11安打)、2本塁打、9打点を記録していた。

キム・ジュヒ記者

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