▲イベント糾弾記者会見を開く市民団体。/女性団体「水原女性の電話」

 京畿道水原市で来月、日本のセクシー女優らが参加するフェスティバルが開催されることをめぐり、韓国の女性・市民団体が「性的搾取」だとして反発している。

 「水原女性の電話」など七つの女性団体で構成される水原女性団体ネットワークと、約30の市民団体による水原市民社会団体協議会は12日、水原駅文化広場前で記者会見を開き、「女性の体と性的な行為を性商品化するアダルトエキスポ『2024 KXF The Fashion』を強力に糾弾する」と主張した。

 会見では「(このイベントは)安全で自由な性文化を形成するものではなく、露骨に『女性の性』を仲立ちとして収益だけを狙う明らかな性的搾取であり、性売買を擁護する文化を拡散するだけだ」として「女性を性的な対象として、女性の体を『遊び』で消費しているため、深刻な性暴力だ」と訴えた。

 団体側は「男性の性欲を満たすために性売買を自然に生み出す文化を助長する空間、女性を性的搾取する場にすぎない」として「女性の性を搾取し、商品化するイベントの開催を直ちに中断せよ」と要求した。

 アダルトエキスポ「2024 KXF The Fashion」は、とアダルトコンテンツ制作業者が主催し、来月20、21日の二日間にわたって水原市内の民間展示場「水原メッセ」で開催される予定だ。同イベントは昨年12月に京畿道光明市で開催されたのに続き、今回が2回目となる。入場客は成人認証を受けて入場料を支払う必要があり、イベントに参加すると日本のセクシー女優たちにサインをもらえたり、一緒に写真を撮ったりできるほか、ランジェリーファッションショーを観覧できる。

 主催者側は同イベントについて「むしろ『アダルト=違法』といった偏見のせいで、アダルト文化はより閉鎖的で健全でない方向へと進んでいる」「米国の科学専門誌『ザ・サイエンティスト』によると、『アダルトコンテンツの利用が増えるほど、性犯罪はむしろ減少する』という研究結果が発表されている」と主張した。

 さらに「これからは韓国でも大人がアダルト文化を自由に楽しみ、健全かつ正しく共有する方法が必要だ」として「このような環境が醸成されなければ、これを受け止める大衆の認識も変わらない」と主張した。

キム・ミョンイル記者

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