大谷翔平(29)=ロサンゼルス・ドジャース=が韓国のファンに「指ハート」ポーズを披露した。来週ソウルで行われる2024米大リーグ(MLB)開幕戦(20日と21日)を前に、韓国のファンに向けて撮影したものだ。大谷は13日、写真交流サイト(SNS)「インスタグラム」の自身のアカウントに、ニッコリ笑いながら左手の親指と人差し指で小さなハートの形を作る「指ハート」ポーズの写真を投稿した。写真の上には翻る太極旗も載せた。大谷は2012年9月にソウルで行われた高校野球の国際大会「AAA世界野球選手権大会」に日本代表として出場したことがある。韓国は当時、5-6位決定戦で日本を抑えて5位になった。大谷は13日のオープン戦(アリゾナ州キャメルバック・ランチ)でサンフランシスコ・ジャイアンツの新人、李政厚(イ・ジョンフ、25)を前に4打数3安打2打点と活躍した。6回裏には二死一塁という場面で2ランホームランが飛び出した。大谷は今回のオープン戦で打率5割7分9厘(19打数11安打2本塁打9打点)、出塁率と長打率を合わせたOPSは1.705と絶好調だ。

 李政厚は3打数ノーヒットだった。1回はセカンドゴロ、4回はレフトフライ、6回は三振で退いた。オープン戦の成績は打率3割1分8厘(22打数7安打1本塁打3打点)だ。サンディエゴ・パドレスの控え投手、高佑錫(コ・ウソク、25)は同日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦(アリゾナ州ピオリア)にリリーフで登板し、1イニングを無失点に抑えた。防御率は16.20から12.46に下がった。パドレスの5番・ショートで出場した金河成(キム・ハソン)は3打数ノーヒットで交代となった。オープン戦の打率は3割4厘(23打数7安打)だ。

 ドジャースとパドレスは14日までオープン戦を行った後、今シーズン開幕戦のため韓国行きの飛行機に乗り、15日に入国する予定だ。20日から二日間にわたりソウル高尺スカイドームで行われる両チームの開幕2連戦のうち、第1戦の始球式は韓国人初の大リーガー、朴賛浩(パク・チャンホ)氏(50)が務めることで内定したという。第2戦の始球式はドジャースなどで活躍した柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手(36)=現:ハンファ・イーグルス=が有力視されている。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

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