社会総合
韓国 けさのニュース(3月12日)
◇ロシア当局 韓国人をスパイ容疑で拘束
韓国人1人が今年初めにロシア極東ウラジオストクでスパイ容疑により拘束されたと、ロシアのタス通信が11日(現地時間)報じた。同国で韓国人がスパイ容疑で拘束されるのは初めて。タス通信は司法当局者の話として、スパイ犯罪の捜査中に「ペク」姓の韓国人の身元を確認したと伝えた。ペクさんは年初にウラジオストクで拘束され、さらなる取り調べのため先月末に首都モスクワのレフォルトヴォ拘置所に移送されたという。
◇医療現場に残る医師への嫌がらせ防げ 政府がホットライン開設
医師不足などの対策として政府が発表した大学医学部の入学定員増に反発して研修医らが職場を離脱するなか、保健福祉部は医療現場に残っていたり、今後復帰したりする研修医を守るためのホットライン「研修医保護・申告センター」を12日から運営する。若い医師や医学部の学生が利用するインターネットコミュニティーには、現場に残った医師をからかい、個人情報を公開する書き込みもあった。政府はセンターを通じて保護が必要な研修医を把握し、希望する場合は他の病院に再配置する計画だ。
◇果物の物価40%上昇 モモは過去最高
統計庁の国家統計ポータルによると、先月の果物の物価上昇率は40.6%で、消費者物価上昇率全体(3.1%)を37.5ポイント上回った。全体の物価上昇率との差は、統計を取り始めた1985年1月以来最大となった。モモの物価上昇率は過去最高を記録し、リンゴやナシもアジア通貨危機以来の高水準だった。
◇最大野党 きょう選対委発足式開催
4月10日投開票の総選挙を控え、革新系最大野党「共に民主党」は12日午前、ソウル・汝矣島の党本部で選挙対策委員会の発足式を開催する。常任選対委員長を務める李在明(イ・ジェミョン)代表、李海チャン(イ・ヘチャン)元代表、金富謙(キム・ブギョム)前首相は発足式の後に初会議も行う。選対委は常任選対委員長3人をはじめ、共同選対委員長まで約20人規模の大所帯となる見通しだ。