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尹大統領 米アーカンソー州知事と会談=協力拡大へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、ソウルの大統領室で米アーカンソー州のサンダース知事と会談し、韓米同盟の強化策などについて話し合った。
尹大統領は元米陸軍元帥のマッカーサー氏が生まれた同州は韓国にとって特別な場所だと述べた。マッカーサー氏は朝鮮戦争中の1950年に国連軍が実行した仁川上陸作戦で総司令官を務め、同作戦が国連軍のソウル奪還につながった。
尹大統領は昨年70周年を迎えた韓米同盟がグローバル包括戦略同盟に進化しているように、韓国とアーカンソー州の協力も多方面に深化することを願うと話した。またアーカンソー州で暮らす約6500人の韓国系住民に対する州政府レベルの関心と支援を要請した。
サンダース氏は韓米同盟の発展を高く評価した後、「韓国有数の企業を訪問し、双方の協力をさらに拡大できる非常に有意義な合意を得た」と述べた。またアーカンソー州は電気自動車(EV)用のバッテリーなどで使われるリチウムの生産の潜在力が高いとし、企業に有利な環境を整えた同州への韓国企業の進出に期待を寄せた
サンダース氏は韓国人社会について、アーカンソー州の誇らしい一員であり、懸け橋として素晴らしい役割を果たしているとし、韓国人社会の発展のために努力するとも約束した。