全国の大学40校が来年度の医大・医学部の入学定員を合計3401人増やしてほしいと韓国教育部(省に相当)に申請していたことが5日、明らかになった。これは、韓国政府が推進する増員数(2000人)だけでなく、昨年末の事前需要調査結果の2151-2847人よりも多い。すべての医大・医学部が増員を申請した。

 保健福祉部の朴敏守(パク・ミンス)第2次官は同日、「先月22日から今月4日まで来年度の医大・医学部定員申請を受け付けた結果、ソウル8大学365人、京畿道・仁川市5大学565人、非首都圏27大学2471人など、40大学が計3401人の増員を申請した」と明らかにした。増員申請人員の72.7%が非首都圏だ。忠北大学・蔚山大学・江原大学など定員50人以下の「ミニ医大・医学部」は定員を2-5倍に増やしてほしいと要請した。

 医療関係者たちは「一度に2000人増やせば医大・医学部教育の質が大幅に下がる」として増員に反対してきた。しかし、医大生を教える大学側が「3000人以上でも可能だ」としているだけに、政府の2000人増員計画もいっそう力が入るだろうとの見方が出ている。大学本部の増員申請に対し、医大・医学部教授たちは強く反発している。全国33の医大・医学部教授協議会は同日、政府を相手取り「医大・医学部増員取り消し訴訟」を起こした。このため、一部の教授たちは髪をそるなどの行動も取った。

アン・ジュンヨン記者

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