【ソウル聯合ニュース】韓国で4月10日に投開票される総選挙を約1カ月後に控え、「あすが投票日ならどの政党の候補に投票するか」を尋ねた世論調査で、保守系与党「国民の力」との回答が33%、革新系最大野党「共に民主党」が26%だった。聯合ニュースと聯合ニュースTVが6日、調査会社のメトリックスを通じ2~3日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施した調査の結果を発表した。前回調査(2月3~4日実施)では国民の力が33%、共に民主党が35%だったが、今回は国民の力が優位に転じ、共に民主党に誤差の範囲を超える7ポイントの差を付けた。

 国民の力の候補に投票すると答えた割合は、年代別にみると60代(51%)と70歳以上(61%)、地域別には大邱・慶尚北道(51%)、釜山・蔚山・慶尚南道(46%)、大田・忠清道・世宗(39%)で高い。ソウルは国民の力31%に対し、共に民主党24%だった。

 共に民主党候補を選ぶという回答は30代(26%)と40代(46%)、50代(30%)、光州・全羅道(44%)、江原・済州(40%)で優勢だった。20代と大田・世宗・忠清道、同党支持層では下落幅が大きかった。

 新党の候補に投票するという回答は少ない。曺国(チョ・グク)元法務部長官率いる新党の候補を選ぶとした割合が3%で、李俊錫(イ・ジュンソク)元国民の力代表が結成した「改革新党」は2%、共に民主党元代表の李洛淵(イ・ナギョン)元首相氏らが中心の「新しい未来」は1%、総選挙に向けて革新系野党「正義党」と「緑の党」が結成した選挙連合政党「緑の正義党」も1%にとどまった。

 比例代表での支持政党を尋ねたところ、国民の力の比例向け系列ミニ政党「国民の未来」を支持した割合が28%、共に民主党を含む野党系のミニ政党「民主改革進歩連合(仮称)」が14%だった。曺国氏率いる新党が13%で続いた。

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