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フィレンツェ韓国映画祭が21日開幕 イ・ビョンホンとソン・ガンホ出席
【ローマ聯合ニュース】イタリアで韓国映画を紹介する映画祭「フィレンツェ韓国映画祭」が21日(現地時間)に開幕する。30日まで。
映画祭は太極旗トスカーナコリア文化協会の主催。22回目を迎える今年は長編映画30作品、短編映画56作品が上映される。
オープニング作品はオム・テファ監督の「コンクリート・ユートピア」(2023年)。大地震により廃墟となったソウルで唯一崩壊を免れたマンションに集まった生存者が繰り広げる物語を描いた。主役を務めたイ・ビョンホンをはじめ、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ、 キム・ドユンなど演技派俳優が勢ぞろいした。オム監督が映画祭を訪れ、現地の観客にあいさつする予定だ。
オープニング作品の主演俳優の回顧展も開かれる。イ・ビョンホンの出演作6作品が上映される。イ・ビョンホンは同映画祭のマスタークラスに登壇し、観客と対話する予定だ。
クロージング作品はユ・ジェソン監督の長編デビュー作「眠り」(原題、2023年)。昨年のカンヌ国際映画祭の批評家週間に招かれ話題を集めた。
また、スペシャルゲストとして「クモの巣」(原題、2023年)のキム・ジウン監督と主演俳優のソン・ガンホが映画祭を訪れ、マスタークラスに登壇する。
韓国映像資料院の支援を受け、韓国映画のルネサンス期だった1960年代を代表する5作品も上映される。上映作品(いずれも原題)はユ・ヒョンモク監督の「誤発弾」(1960年)、キム・スヒョン監督の「霧」(1967年)、キム・ギドク監督の「南と北」(1964年)、イ・マニ監督の「魔の階段」(1964年)、申相玉(シン・サンオク)監督の「離れの客とお母さん」(1961年)。
若手監督の作品を紹介する「Kインディペンデント」ではハン・ジェイ監督が現地の観客と対談する。
今年は韓国とイタリアの国交樹立140周年。映画祭の最終日は米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」の音楽監督として知られるピアニストのチョン・ジェイル氏が現地のオーケストラと協演し、フィナーレを飾る。