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韓国デビュー仲邑菫三段が決意表明「5年以内に女流ランキング2位になりたい」
「今年ではなく最終的に(韓国)女流ランキング2位くらいになりたい。強くなれるのはあと5年くらいかと思っている」。4日、移籍会見と共に韓国での生活を始めた日本の「囲碁の妖精」仲邑菫(なかむら すみれ)三段(15)の決意表明だ。
仲邑三段は「強豪があまりにも多いので2位でも大きな成果」「不安だが頑張って目標を必ず達成する」と抱負を語った。同日、韓国棋院の記者会見場には日本の報道陣約20人が駆けつけ、日本囲碁界の関心の高さが反映されていた。
仲邑三段は会見に先立ち、3日に行われた韓国デビュー戦(第5期ソパルコサノル最高棋士決定戦)で、韓国ランキング16位の李昌錫(イ・チャンソク)九段に黒中押し負けした。
「英才特別採用推薦棋士」制度により2019年4月に入団した仲邑三段は、13歳11カ月にして女流棋聖戦で優勝し、日本で過去最年少タイトル記録を打ち立てた。昨年10月、韓国棋院理事会の決議を経て、客員棋士の資格を得た。