【ソウル聯合ニュース】韓国政府が医師不足などの対策として発表した大学医学部の入学定員増に反発して専攻医(研修医)が職場を離脱している問題について、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日の首席秘書官会議で、「自由には責任が伴う」と述べ、医療界が集団行動を行う大義名分として「職業選択の自由」を掲げていることに対し、国民の健康と命を守らなければならない医療人の責務を改めて強調した。

  大統領室関係者が4日、明らかにした。

 尹大統領は先月27日にも「国民の健康と命を人質に集団行動を行い、国民の命と安全を脅かすことはいかなる名分でも正当化されにくい」と述べていた。

 韓国の医療界は政府の医学部の定員拡大方針に反対し、集団行動を続けている。一斉に辞表を提出した全国の専攻医は政府が示した職場復帰期限の先月29日が過ぎても職場に戻っていない。大韓医師協会は今月3日、ソウルで「総決起大会」を開き、医学部の定員拡大方針を撤回するよう求めた。

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