【ソウル聯合ニュース】1966年にデビューした韓国のベテラン歌手、羅勲児(ナフナ)が27日、引退を示唆する文書を公表した。

 所属事務所が公開した「ありがとうございました!」と題する書面で、羅勲児は「マイクを置くことがこれほど勇気を必要とするとは思いもよらなかった」と語った。長い歌手生活だけに胸の内を語り尽くすことができないとしながら「『ありがとうございました!』という最後のあいさつに私の真心と愛、そして感謝を全てこめました」とつづっている。

 末尾の直筆署名には「最後のコンサートを準備しながら」という言葉を添えた。

 羅勲児は4月から7月にかけ、「2024ありがとうございました―ラストコンサート」で仁川、清州、蔚山、昌原、天安、原州、全州などを回る。

 1966年にデビューした羅勲児は「ムシロ~時に傷ついて~いつでも」「雑草」をはじめとする多数のヒット曲で知られ、トロット(韓国の演歌)の皇帝」と呼ばれる。

 2022年にデビュー55周年を記念した全国公演を行い、昨年12月にもコンサートを開いていた。

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