◇研修医不在の医療現場に「燃え尽き症候群」 政府との対話なるか

 医師不足などの対策として政府が大学医学部の入学定員増を発表したことに医師らが強く反発し、専攻医(研修医)が一斉に職場を離脱して医療現場で混乱が生じているなか、患者の被害と現場に残る医療陣の「燃え尽き症候群」が深刻化している。政府は専攻医が復帰しなければ3月から医師免許停止、捜査・起訴などの処分に乗り出す方針を示しており、今月末までに医学界との対話が劇的に進展するか関心が集まっている。保健福祉部によると、全国100の主要病院に勤務する専攻医のうち80.5%に当たる1万34人が23日午後7時までに退職届を提出した。

◇自営業者も高齢化 60歳以上が昨年初の200万人突破

 統計庁によると、昨年の60歳以上の自営業者の数は前年比7万4000人増の207万3000人で、過去最多を記録した。60歳以上の自営業者は2019年に171万1000人、20年に181万人、21年に188万6000人、22年に199万9000人と増加を続け、昨年初めて200万人を突破した。昨年の自営業者全体(568万9000人)に占める60歳以上の割合は36.4%で、過去最高となった。全般的な高齢化に加え、引退後に生活のために起業する例が多かったためと分析される。

◇4大金融Gの債権放棄額2260億円 前年比49%増

 国内4大金融グループが、回収不可能と見なして事実上放棄した融資債権の規模が2兆ウォン(2260億円)に迫ったことが分かった。金融界によると、KB、新韓、ハナ、ウリィの各金融グループの昨年末時点の推定損失額は計1兆9660億ウォンだった。22年末の1兆3212億ウォンから1年で48.8%急増し、過去最高を記録した。昨年の推定損失が急増した主な要因としては、景気鈍化と高金利の長期化に伴う延滞率の上昇が挙げられる。

◇外務次官 国連会合で北朝鮮に「ずうずうしい」

 外交部の姜仁仙(カン・インソン)第2次官は26日(現地時間)の国連軍縮会議ハイレベル会合で、「国際平和と安全保障にとって最も差し迫った対応課題である北の違法な核・ミサイル計画について注意を喚起したい」として、北朝鮮に挑発行為をやめるよう求めた。姜氏は「21世紀に核実験を行った唯一の国である北はこれを自慢するほどずうずうしい」と言い放った。

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