国際総合
水着審査と年齢制限なし…39歳・二児の母が「ミス・ドイツ」に
「ミス・ドイツ2024」にイラン出身の建築家であり、女性人権活動家でもあるアパメフ・シューナウアーさん(39)が選ばれた。主催側が24日(現地時間)に発表した。
発表によると、ミス・ドイツ決戦大会は23日にドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州で行われたとのことだ。シューナウアーさんはライバル8人を抑えて優勝し、「女性リーダー賞」を贈られた。女性リーダー賞の受賞者には2万5000ユーロ(約400万円)の賞金が与えられる。
シューナウアーさんは6歳の時、両親と共にイランからドイツに移住し、現在はベルリンで建築家として働いている。そして、二児の母親でもある。
シューナウアーさんはドイツで女性人権団体「ネットワーク・シルザン」を設立した。「ドイツには移民というバックグラウンドを持つ女性1100万人以上が暮らしています。私の任務は、特にその中でも若い女性たちが最高の姿を見せ、大きな考えを持ち、勇気を持って夢をかなえられるよう励ますことです」と訴えた。その上で、「多くの幼い少女たちのロールモデルになりたい。少女たちを励まし、その潜在力に気付かせたい」とも語った。
ミス・ドイツは、かつては水着審査など外見を基準に選抜したが、2019年からは女性の責任感や個性を重視する大会に変わった。特に、今年からは39歳という年齢制限を廃止している。今回の決選進出者の中で最高齢はハンブルク出身の42歳の女性だった。
パク・ソンミン記者