政治総合
韓国大統領室 引き続き医学部定員2千人増を推進
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室は25日、医師不足などの対策として大学医学部の入学定員を来年から2000人増やすことについて、引き続き推し進める方針を示した。政府は医学部の入学定員を従来の3058人から5058人に増やすと発表したが、これに反発する専攻医(研修医)らが集団で職場を離れるなど医療現場に大きな混乱が生じている。
大統領室の成太胤(ソン・テユン)政策室長は同日の記者会見で、入学定員の増加幅を調整する可能性について問われ、2000人を増やす方針は変わらないと答えた。本来は約3000人の増員が必要だが、政府はさまざまな条件を踏まえて2000人にしたと説明した。
一方、政府は同日、専攻医らの集団行動への対策を話し合う会議を開催。業務開始(復帰)命令に従わず職場に戻らない専攻医らについて、検察と警察が協力して速やかに司法手続きを取れるよう準備することや保健福祉部に検事を派遣することなどを確認した。